子供に薬を何とか飲ませようと、あれこれ試行錯誤しますが、それでも子供は飲んでくれません。そして失敗もします。
私自身も薬を飲ませるのに相当苦労して、いろいろ調べたり、お医者さんに相談したり。。子供も飲ませる方も疲弊してしまいます。
本記事では飲まない場合の飲ませ方の一例、私自身の体験談を記載しています。また薬の飲ませる方法をまとめております。
※子供には個性があるため、子供が薬を飲まない場合の薬の飲ませ方に正解はないと思っています。 また、薬の処方に関しては、正しい薬の飲ませ方が前提ですので、まずお医者さんに相談するようにお願いいたします。
本記事を記載する際に以下サイトを参考にしました。合わせてご参考いただければと思います。
お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
↓そもそも子供が薬を飲まない理由とは?わかっていますが、意外と飲ませるときは意識できないものです。私自身の体験談を元に記載した記事です。子供の年齢に応じた特性を頭の片隅に入れておくと、ちょっと子供の視点も理解できます。
- 苦いを薬を飲ませる工夫
- 可能なら粉薬は水やお湯に溶かして飲ますのがよい
- 多面的アプローチで子供に薬を飲んでもらう
- どこかに諦めは持っておく
- どうしても飲めず、他の治療に変更必要な場合を含め医師と相談する
- まとめ
いろいろな理由が混ざりあい飲みたくない。
大人も同様ですが、子供も苦いし、病気でしんどいし、飲む理由がわからないし、という理由が重なり合い飲まないです。
体の調子が悪いのですから、飲むという意思にはなかなかなってくれません。
赤ちゃんは薬を嫌がらず飲んでくれる場合がある
6、7か月頃までは特に何も考えず薬を飲んでくれる場合があります。多少無理やり飲ませても覚えていないことが多いです。
苦いを薬を飲ませる工夫
私が娘が薬をなかなか飲んでくれなかった際に参考にさせていただいたものです。
お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
可能なら粉薬は水やお湯に溶かして飲ますのがよい
理由
※一般的な西洋薬の抗生物質で特に苦いとされている物は胃酸でコーティングが外れて薬効成分が滲み出る仕組みになっている事が多く、酸性の食品(オレンジジュース、ヨーグルトetc)に混ぜると苦い薬効成分が早く滲み出てしまい、余計に不味くなる事があります。
引用:お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
ジュースやヨーグルトに混ぜると余計に苦く感じる場合があります。いいと思ってやったのに余計に苦くなってしまったら本末転倒ですよね。。
子供に薬を飲ませる方法(一例)
・哺乳瓶の乳首で飲ます
・薬を団子状にして飲ます
・水で溶かしてスプーンで飲ます
・ゼリー状オブラートを使って飲ます
・子供が好物の飲食物と一緒に飲ませる
・座薬にする
・子どもが薬を飲む理由を理解する(そもそも)
・哺乳瓶の乳首で飲ます
(乳首の穴は大きくしたほうがよい)
→水やお湯で溶かした薬を乳首に入れて飲ます
→ 飲ませた後に水、お湯、ミルク、母乳などを飲ませます。
・薬を団子状にして飲ます
→薬に水やお湯で数滴入れて、ねって団子状にする
→よく洗った指につけて、上あごまたはほおの内側につけて飲ます
→飲ませた後に水、お湯、ミルク、母乳などを飲ませます。
・水で溶かしてスプーンで飲ます
→水やお湯で溶かした薬をそのままスプーンで飲ませます。
→ 飲ませた後に水、お湯、ミルク、母乳などを飲ませます。
・ゼリー状オブラートを使って飲ます
→市販のゼリー状オブラートをスプーンに盛り、上に薬を乗せる。さらに上からはさむようにゼリーをのせ飲ませる
→飲ませた後に水、お湯、ミルク、母乳などを飲ませます。
・子供が好物の飲食物と一緒に飲ませる
アイスクリーム、ミルク、プリンなど子供が好きなものに混ぜて飲ませる。
(注)量は少量に混ぜるのがよいです。大量のジュースなどに混ぜて飲み残しては意味がないからです。
(注)アイスクリームなどに混ぜても子供が見抜いて嫌がる場合があります。
【体験談】
⇒娘が実際にそうでした。アイスクリームは大好きなのですが、薬があることを見抜いており一切食べようとしませんでした。また、体調が悪くアイスクリームでももともと食べる気がなかったというのもあったと思います。
注意点!!
薬を多量のミルクと混ぜると、ミルクの味が変わり、ミルク嫌いになったりすることがあります。ミルクと混ぜる場合は、極少量と混ぜ、飲んだ後は、普通量のミルクを飲ませて、普段のミルクと薬を混ぜたミルクは、違うという事は、解らせておく必要があります。
引用:お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
⇒飲み方を間違えるとミルクが嫌いになる場合があるので注意が必要です。
・座薬にする
どうしても飲まない場合は、お医者さんと相談して座薬にしてもらうという方法もあります。
対象の薬で座薬がない場合もあります。また副作用(※)もありますので、お医者と相談が必要です。
(※) 下痢、軟便、肛門の痛み、腹痛、等々
座薬も嫌がった【体験談】
座薬の副作用でおしりが痛くなったりします。お医者に相談して(というよりお願いして)座薬にしてもろいました。
娘は座薬を入れた後、肛門が泣くほど痛がっていたので、座薬じゃなくて飲み薬のほうがよかったんじゃない?と感じました。
また、座薬を入れて少しした後も痛がったので、座薬が体内で溶けた際にも痛みが生じていました。
・子どもが薬を飲む理由を理解する
こちらは一応記載するレベルです。そもそも薬って理解しないと飲まないですよね。(年齢が浅い子供は理解できませんが)
でも強要して薬を飲ませるのではなくて、2、3歳の子供は言葉を理解していますので、完璧に理解していなくても薬を飲ませる前にきちんと説明するのが大切と思っています。
多面的アプローチで子供に薬を飲んでもらう
こちらも以下を参考にさせていただいたものです。
引用:お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
・味を調整
先に述べましたように、アイスクリームやゼリー、プリンなど子供が好きなもとと混ぜる方法がありますが、子供が薬を混ぜていることを見越した場合や薬を混ぜていない元の味を知っているので、一度口にすると嫌がる場合があります。
薬の苦みを消す作用のある食べ物を利用する。
苦みを消す作用があるのは、タンパク質です。よって、ミルク、ココアミルク、味噌汁(合わせ味噌)などは、苦みが消えます。
特に、漢方薬では、ココアミルク、合わせ味噌汁、カレースープは苦みが消えます。ただし、カレースープは、毎日出せませんから、ココアミルクか、味噌汁という事になります。※カレースープはほぼ完全に漢方の味を消し去ります。(そもそも、ウコンなどが入っているので、カレー自体が漢方薬ですので)
※但し、胃腸炎を伴っている時は、カレースープや、ミルクは腸に負担をかけるので適しません。
引用:お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
※食べ物をそもそも食べない場合や、薬と相性が悪い食材もありますので、薬を飲まないことを医者に相談して飲ませるのがよいです。
・褒める、楽しい雰囲気をつくる
苦手な薬を頑張って飲もうとしていますので、褒めたり、楽しい雰囲気をつくります。
・好きなキャラクターを利用する
【体験談】
娘が大好きなアンパンマンを使い、飲んでもらおうとアプローチしましたが、全く興味を注いでくれませんでした。体調が悪くそれどころではないですからね。
どこかに諦めは持っておく
どんなに頑張っても飲まない場合もあります。また、私自身体験したことですが飲んだ薬を全て吐く。。ということもあります。
【体験談】
精一杯何とか薬を飲んでもらおうと、何とか食べれるアイスクリームに混ぜて飲ませました。体調も悪く、苦い味がしたからか、飲んだ薬は結局全て吐いてしまいました。
さすがに頑張って飲んでくれ、吐いた後、もう一度飲ませるという気にもならず。
よく頑張ったね!と諦めました。
どうしても飲めず、他の治療に変更必要な場合を含め医師と相談する
食後や食前など、そこまで飲むタイミングを正確にしなければならないのか医師と相談する。(普通はそれほど厳密に守る必要はありません。)
両親や兄弟の感冒を早く治療しておく。インフルエンザなどでは周りの人が予防接種しておく。
小児用肺炎球菌ワクチンやヒブワクチン、水痘ワクチンなどの任意接種も積極的に接種しておく。
どうしても飲めない、飲まない(親のしつけのためではない)子どもは存在します。独特のこだわりや味覚過敏などを持った子どもで、仕方ない場合はあります。一般の感冒の70%近くは、ウイルス性で、服薬してもしなくても自然治癒しますし、合併症として最も多い肺炎球菌はワクチンを接種することで、かなり予防できますので、服薬しなければ直らない病気にかかる可能性はそれほど高いものにはなりません。
引用:お薬の飲ませ方 - 和歌山市 の小児科 生馬(いこま)医院|小児科
自然治療で回復する場合もありますから、どうしても飲めない場合は、やはりお医者さんに相談がよいです。私自身も座薬にしてもらったりしました。
まとめ
記事を書く際に体験談に加え、私自身もほかに方法があるか調べましたが、やはり苦戦している親は結構いる印象でした。
状況や環境が変化したり、個性があるため、これといった方法がないのも難しいところです。
私の親も薬を飲ませるのは大変だったと言っていました。私も同じことを現在通過しています。
↓子供に薬を飲ませるためにいろいろ調べることになった経緯がこちらになります。